開催レポート

茂原市は、9月8日の大雨による浸水被害がありました。
先ずは、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今年は9月に入っても異例の猛暑日続きでしたが、
ステップ当日は25℃を下回り、過ごしやすい気温になりました。

『ステージは何だか特別な感じで、ガランと広い所に大きな黒いピアノ…ちょっと怖い…』
そんな気持ちを持つお子様も多いようです。
「ステージは怖くない！楽しい場所だよ♪」
ステージを楽しんで頂きたいという気持ちで、
明るい会場づくりに向けてスタッフで準備をして参りました。

当日は70名の参加者をお迎えしました。
初ステージの初々しく可愛らしい姿から、中高生やグランミューズの素敵な演奏まで、
ワクワクしたり心癒されたり…。
とても丁寧な打鍵で美しい音色を響かせて下さる方が多かったのが印象的でした。

アドバイザーには、
土持恵理美先生(千葉県)、石原美登里先生(新潟県)、高田陽子先生(大阪府)がいらして下さいました。
朗らかでお優しい先生方の雰囲気は、会場全体の雰囲気も温かく解して下さいました。
先生方は、お一人お一人の思いやバックグラウンドに寄り添いながら、
努力や良い部分を認めて下さり、
また次のステージ演奏が楽しみになるようなメッセージを沢山お書きくださいました。
「いっぱい褒めて頂けて親子で喜びました」
「忙しく大変でしたが挑戦して良かったです」
など前向きな感想がたくさん届いております。

今回は初めて『ワンポイントレッスン』を企画し、土持先生に2名のレッスンをお願いいたしました。
受講者ご本人はもちろん、客席の皆様や私達スタッフも、
目の前でレッスンを観られるのは貴重な体験でした。
先生のアドバイスで受講者の演奏がより美しく生き生きとしていくのを実感し、刺激を受け、素晴らしい学びの時間となりました。

今年は先生方による舞台での講評もお願い致しました。
『鍵盤楽器でも呼吸を大切に、歌うように』
『時代ごとの特徴』
など、演奏する際のポイントなどをお話し下さいました。
高田先生の、
『このステージに挑戦していなかったら、こんなに弾けるようになっていましたか？
まずはこのステージに立って演奏出来たことが大成功だと思います。
またステージに挑戦して下さいね。』
というお言葉が温かく心に残りました。
石原先生は、体を解し背筋を伸ばすストレッチを客席の皆さんにレクチャーして下さり、演奏終了後のリラックスした参加者の笑顔が沢山観られました。

継続表彰は６名の方が受賞されました。
今年からアドバイザーの先生より舞台上で表彰して頂くことが出来、記念撮影も致しました。
受賞者の皆様、おめでとうございました！

また、各部参加者とアドバイザーの先生方で集合写真撮影もさせて頂きました。
奏でた音楽は心に残り、写真は形に残ります。
このステップを毎年毎年の成長記録にして頂ければ幸いです。

今年は、コロナ禍でストップしていたコミュニケーションカードが復活しました。
「演奏を聴き、感じたことを言葉にして伝える」ことはとても大切ですね。
沢山書いて頂けるように…プログラムにカードと鉛筆を添えてお渡ししました。
その結果、沢山の方がカードを書いて下さり、参加者同士の交流も出来たようで嬉しく思っております。

今日より明日、今年より来年、目標を持ち
またステップアップしたステージ演奏を聴かせて頂けるのを楽しみにしております。

来年は9月22日(日)開催予定です。

最後に…ご尽力下さった本部・千葉支部の皆様、運営スタッフ皆様、
心から感謝しております。
ありがとうございました！

茂原ステーション
神田 一恵