開催レポート

6月30日（日）、岡山シンフォニーホール３Ｆイベントホールにて、ピアノステップ岡山夏季地区を開催いたしました。

アドバイザーには、塩川正和先生（埼玉）、服部浩美先生（愛知）、村井頌子先生（神奈川）の３名にお越し頂きました。

67組（うち2名欠席）の皆さまが、お友達やご家族の前で日頃の練習の成果を披露しました。可愛らしいプレ導入の方から、大曲にチャレンジされるグランミューズの方までご参加いただきました。中には、岡山支部が2002年にステップを初開催した時参加された方のお嬢様の参加や、幼い頃からピティナのステージに25回以上参加し、現在勉学のため留学中の方が帰国しての参加など、長く続けて来た事で、ステップが参加される皆さまの人生の一部になってきている嬉しいエピソードを伺うことが出来ました。

また、第2部と第3部の間の時間にアドバイザーの塩川正和先生による「ジャズの音楽をきいてみよう」と題したトークコンサートを開催しました。100席余りの会場は、満席となり、普段、コンサートに行かないと聴く事の出来ないプロならではの演奏を聴かせて頂きました。

演奏して頂いた曲は、ガーシュウィン作曲「3つのプレリュード」、カプースチン作曲「変奏曲Ｏｐ．41」の他、塩川先生ご自身が作曲された「黄昏のペトラ」「美ら海―水納ビーチにて」の2曲でした。先生が作曲された2曲とも、オクターブが届かない人にも素敵な曲を、という事で、オクターブ以上の音程が使われていなくても、響きが美しかったり、リズムが複雑だったりしました。また、この2曲の楽譜をコンサートを聴いたステップ参加の皆さまに差し上げます、との事で、貴重な楽譜を頂けました。塩川先生ありがとうございました。先生の素敵な演奏を思い出して弾いてみたいですね。

今回は初企画として、講評の時間にＱ＆Ａコーナーもあり、アドバイザーの先生方へ、直接質問が出来ました。

「なんで音符があるんですか？」
「昔は無く、色んな方法で音楽を伝えていたけど、音符が出来て面倒くさくなくなったのでは。」
「スフォルツァンド等の表現はどの様にしたら良いですか？」
「ぶつけるような音ではなく、柔らかくお母さんの肩をたたくようなタッチで弾きましょう。」
「暗譜をしたらどこを見ながら弾いたらいいですか？」
「どこを見ようかと考えないでも、身体が勝手に動くようになるまで練習することをお勧めします。」
等々、たくさんの質問があり、スタッフの私たちが思いも寄らない、でも、改めて考えると「？」となる事に参加者の皆さんに分かり易い言葉で答えて頂き、有意義な時間となりました。ありがとうございました。

継続表彰の方は、5回10名、10回2名、15回1名でした。これからもステップのステージを目標として、ピアノを続けていただければと思います。

今回は、コロナ禍後、初めてスタッフ全員マスクなし、ご来場の皆さまも、殆どの皆さまがマスクなしで、たくさんの笑顔にお会い出来ました。また次回お会いできるのを楽しみにしております。